食育だより！！

　　いい・麺亭（米粉麺）物語
　ゆったりと時間が流れる山ふところ、三瀬はそんな風景がお似合いの、なつかしい村です。
　そんな古里三瀬も、不便さと効率の悪さから、若い人は町へ下り、次第にお年寄りが多くなってきました。残されたお年寄りは、子どもや孫たちのため、狭くて効率の悪い田んぼでも美味しいお米がとれるから、一生懸命に田んぼを守ってきました。
　でも、お国は、そんなところにもお米を作ることを制限してきたため、手をかけることが出来ない田んぼは草ボウボウとなって、雨が降るたびに崩れてきました。村人は、田んぼを守りたいけど守れなくなってきました。何とかしたい、でも、もう時間がありません、年寄りですから。
　そんなとき、転機が訪れました。　米粉などに加工するお米なら、転作として作っていいことになったのです。
そして、いい・麺亭の米粉麺が出来たのです。ピカピカつるつる、モチモチつるつる美味しい！　一度食べた人は、また食べたいと言ってくれます。さらに、いままでアレルギーで、普通のうどんやソバを食べられなかった子どもたちが、安心して食べられ、お母さんも大喜び、やっと子どもに美味しいうどんを食べさせることが出来たんですもの。
私たち三瀬の農家も、うれしい思いを共有できて本当に良かった。喜んで頂く人が居れば、今からも頑張ってお米を作ります。この麺を食べて頂くことで、お互いが支え合いとなっています。
今からも、三瀬に足を運んで下さい、待っていますよ。
　
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